少女は紫陽花色の雫を拾う

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光が閉ざされた漆黒の闇……

俺、御手洗篤郎は、身体をズブリ包み込む闇に、どうしてか、安らぎを覚えた。

自分は、眠っているのだろうか。

俺にとって、その疑問は、どうでも良いことだった。

最近、寝不足が慢性化していて、身体がダルかったのだ。

ここにくる前、何か胸糞悪いものを食った気がする。

胃が多少むかついていた。

まぁ、そんな事はどうでもいい。

このドロリとした闇の中に、溶け込んでしまいたい。

俺は、自らの意志で、ゆっくりと瞼を閉じた。

果たして、それが本当に俺の意志だったのか?

やはり、それも、俺にとって、どうでも良いことだ。