少女は紫陽花色の雫を拾う


翌日の昼休み、屋上で、私と冬山は、御手洗篤郎と火花を散らしながら対峙していた。

昨日のファミレスで結局、その調査手段が思いつかなかった私達は〝御手洗篤郎に直接問い詰める〟という強行手段に出ていたのだった。

チャラ男の中のチャラ男に位置する御手洗篤郎も、その顔に苛立ちを浮かべている。

「何なの?君たちは、何がしたいんだよ?」

「し、証拠は、全て上がってるんだ!潔く白状するのが身のためだぞ。さっさと悪い事は、吐き出して楽になれよ。」

怒り狂う御手洗篤郎に慌てた冬山は、〝冤罪を作り上げる警察官〟のセリフを口にする。

火に油を注ぐ結果になるであろうことを予期した私は、クラクラした。