少女は紫陽花色の雫を拾う

「お茶、飲む?」

冬山は、わざとらしく右眉をあげた。

「入れられねぇだろ、自称茶道部長さん?」

冬山の言葉に青筋を浮かべた私は、不自然に近い満面の笑みで冬山を見る。

「馬鹿にしないでくれる?私、お茶菓子と抹茶買ってくるから、静かに待っててよ。五分で戻るわ。」