いつの間にか服の中に侵入していた平野の手が下着の上から胸を揉みあげて、私はつい体を捻る。何が何だかよく判らない内にどんどん服が脱がされていた。下着をずらされたときに感じたひんやりした感触に、私は反応して震える。平野の手が腰から太ももを往復し、唇は胸を愛撫する。舌で胸の頂きをゆっくりと撫でて押し、摘んで転がしていく。その度に自分がやたらと甘くて高い声を出していることにすら、気がつかなかった。
彼が触れる場所が全て熱くなる。いつの間にやら平野もシャツとトレーナーを脱いでいて、直接触れる体温に肌がちりちりと音をたてるようだった。
「・・・ちょっと腰、浮かせて」
「え?」
その声がやたらと下の方から聞こえてくることに気がついて、思わず顔を上げてぎょっとした。両足の間に平野の頭が挟まっている。
「ちょ、ちょちょっと、ちょっとこらーっ!どこに顔っ・・・顔っ・・・」
思わず脚に力をいれて閉じてしまって、平野が唸る。両手で脚をこじ開けられて、恥かしさに死にそうになった。
「力ぬけって」
「抜けるかーっ!恥かしいのよ!」
もう泣きそうだ。中途半端に現実に戻ってしまった私を見下ろして、平野はぺろっと自分の唇を舐める。
「今更やめれない」
「うっ・・・」
「藤は初めてだろ?ならちゃんと柔らかくしないと痛いと思うぞ」
「へ・・・はっ!?」



