わたしの朝の始まりはまず、お花の水やりから。 時刻はまだ、早朝6時になる少し前。 隣のベッドでは、神流(かんな)ちゃんが心地好さそうにスヤスヤと寝息を立てて眠っている。 わたしはパジャマから制服に着替え終え、家から持ってきた、新緑の葉っぱが生き生きと陽の光を浴びているイチゴに水やりをしている。 イチゴっていうのは、美味しい果実を実らせるあの苺のこと。 手軽に鉢植えで育てることができるし、何より、一重咲きのバラの花に似た可愛い小さな花を咲かせる。 わたしが大好きなお花のひとつだ。