今夜、君にラブロマンスをささげよう。


「だったら大丈夫だね。明日も朝早く起きたら、ロップちゃんに会えるかな? 楽しみにしてるね」

「はいでしゅ!!」




「じゃあロップちゃん、またあとで」

 二人は俺そっちのけで楽しそうに約束を交わしている。


 ……へぇ、ロップには『またあとで』って言うんだ。

 俺の中でふたたび嫉妬が頭をもたげる。

 俺はいったいどうしたんだろう。

 自分でもわからない。



「伊万里ちゃん。ロップには言って、俺には『あとで』って言ってくれないのかな?」