だけど感極(かんきわ)まっているロップちゃんにわたしが勝てるはずもない。 ロップちゃんがわたしの胸ポケットから飛び出した。 うそっ、大変! みんなに見られちゃう!! わたしはなんとかロップちゃんを空中で捕まえることに成功すると、そのまま走り込み、志月先輩の胸に飛び込む。 「えっ? 七瀬さん?」 「へぇ……。彼女、意外と積極的だな」 いったいいつ現(あらわ)れたのか。 わたしの後ろから双葉先輩の声が聞こえる。 「あたしだって初めてだよ。伊万里が大胆になる場面なんて……」