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「伊万里、志月先輩と付き合うようになってから最近はあまり食堂が好きじゃなかったみたいなのに、今日はやけに早足だな。それに、こんなに早く食堂に行こうなんて言い出すのも初めてじゃないか?」


「そうかな……あ、きっとお腹が空いているせいだよ。あはは……」


 ……あうっ。


 神流ちゃんの鋭い指摘がわたしの胃を直撃する。

 胃がキリキリ痛い。


 わたしは適当なことを言ってなんとか誤魔化(ごまか)すために空笑いをする。


 時刻は七時二十分前。