そんなある日
ヨウを叩いた鈴木の友達が言い出したんだ
「ねえ、私ね昨日の夜お母さんから聞いちゃったんだけど」
ヨウを叩いた日以来、何かと中心に立っていた人物だった。
すぐに、女子は集まり
それに気づいた男子も皆集まって
気づけばまたクラス全員揃っていた
「鈴木ちゃんのお父さんが、ヨウちゃんのお母さんに取られたってはなしあったじゃん??けどね、あれ反対かもしれないんだって~」
と、軽そうに言う
「どうゆうこと??」
皆が詰め寄った。
「ウチのお母さん、鈴木ちゃんのお母さんと一緒に広報やってるんだけど、結構仲が良くて引っ越す理由を教えてくれたんだって。
それが、鈴木チャンのお父さんが仕事場で女の人に襲いかかって、クビにされちゃったんだってさ。
それが、ヨウちゃんのお母さん。好きになっちゃつたから、アプローチしてもなかなかうまくいかなかったんだって」
「えぇ~~~~それじゃあ、俺ら、本庄に...」
俺は、そのときはじめて過ちに気づいた。
ヨウと、一緒に登下校できなかったこの一ヶ月間は
つまらなくて
何も楽しくなかった
その日の夜
眠れなくて眠れなくて
水をのみにいこうとしたとき
親の話し声が聞こえた
「ヨウちゃんがね、今学校にいってないみたいなの。ヨウちゃんママと今日久々にあったんだけど
すごくやつれてて。
会社の男の人に襲われかけた挙げ句、カードれちゃったみたいで
こんなこと言うもんじゃないけどカナメくんママならって、言ってくれたの」

