ヨウside

_____パクッ

クリームパンにかじりつく。

『うっんまぁぁあい!!!』



はて!改めまして!

ヨウです!高校二年生なりたて、あまーいスクールライフを送っています!

って言うことが夢な女子高生でーすん。

今は、二時限目の休み時間、いわゆる、早弁??

腹が減っては戦はできぬっ!てやつですね!!

「ブハッお前、また早弁かよ~」
隣で笑ってるこの男子は、
去年から同じクラスでバスケ部の、

佐藤千秋君です!(さとうちあき)

「ほんとだよ、太るよ?」
この、つめたーい視線と言葉を浴びせる彼女は、

福原あみちゃん!!(ふくわらあみ)
ちなみこの子もバスケ部!

「でも、太らないからな!コイツは!」
そしてそしてこの方身長180センチのイケメン君、

緒方夕陽くん!(おがたゆうひ)
ちなみに、ちなみに、バスケ部!

この三人は、去年から同じクラス(たまたま)の、いわゆるイツメンというやつ!!

仲良しグループなのです!!

去年のクラス1-1は、ほんっっっとに平和な毎日で、それはそれは楽しかったのですな!!!

が。

どうやら、今のクラス、2ー4には、大きな問題があるようです。


千「あみ、昨日の宿題見せて~」
あ「は?自分でやれての」

なーんて、私の、横で暴れてる二人。
そろそろくっくんじゃないかな?とか思うけど。

時間の問題かなー、なんて!


夕「まあまあ笑てか、ヨウ、一口」
といって、私の、手元のクリームパンを
パクっ

...

口づけ


間接



きっ



きす。




『ッッッ~~~~?????』


あ「ヨウ、顔真っ赤」

千「ゆでダコやん!!うける~~~~」

といって、みんなして指差して爆笑してくる、

『だって、そりゃずっと一緒にいようとも恥ずかしいでsッ____

ガタッッッッ

ガヤガヤしていた教室中が一気に静まる

「あ???てめぇさ、なめてんの??」

あー...また始まった。クラスの揉めあい。

学年内1の暴れん坊と言われる、柴崎くん、とその取り巻きが、また、一人の子をイジメダシタ。

いつも同じ女の子だ。


誰も助けにはいかない。私も、いかない。


自分がやられるのが怖いから?

そうだよ


だから自分も見てるだけ、なんだ


助けに行かなきゃ


いかなきゃって思うのに


嫌われるのが怖くて


動かない


自分の足が動かない。






ブォンッッ______________


誰かが

柴崎くんを殴った

「ッッッてぇなぁ!!!!!!!何すんだよてめぇ!!!!あぁ????」


っ___

息、が

息が、

息が、止まるかと、

思ったの





...私は幻覚を見てるのかな...??


その光景に私は目をうかがった


だって......




いじめられてた眼鏡に二つしばりの女の子を助けたのは



紛れもなく私の、幼馴染み


キハラカナメ


だったから.....