二次会



涼は、疲れたらしい

「ナツ~」


逃げてきて、北村の隣を陣取る



「お前は、こっちだろ!!」


竹山にさらわれた


かなり飲まされてる


「桐川君と佐々木は、お似合いだな!!」


強面1が言うと


「ダメ!!佐々木は、俺のだからな!!」

「佐々木さん、俺は待てる男ですよ!!」


竹山と桐川さんが涼を取り合う


「私、好きな人いますから…
2人とも、やめて下さい!!」



そう言ってから、また北村のところへ


「涼…好きな人いたんだ?」

「まあ… ね」


否定しなかった



「ばぁーか」


田島が涼の頭をペチッと叩いて
涼の隣にきた


「逃げる口実下手すぎ!」

「シーーーー!!!
あの2人からやっと逃げたんだから!!」


って、ことは……


「あたしまで騙されるとこだった!!
もう!!」

「へへっ 恋愛とかしてる余裕ないもん!」

「なんか最近、その台詞聞いたな…
それでも恋したら、止められないってもんだ
な?有瀬?」

「っ!!そ……そうかもな」

「涼と恋バナしたあーい!!」

「そう?あと2年は、出来ないなぁ~」



田島がまた、桐川さんとこ行って

涼がトイレか?席を外したとき

北村がぽつんと言った



「涼の好きだった人
どんな人か、けんちゃん教えてくれないの
涼もなぜか、そういう話しないもんね」

「田島のこと心配か?」

「ううん ちょっと、ヤキモチかな」

「そっか、田島はあれで真面目な奴だから
信じとけよ」

「うん ありがとう」



へにゃっと笑って、ウーロン茶を一気した


「朱里にお迎え頼んだけど、有ちゃんどうする?3次会行く?帰るなら、一緒に帰ろ?」


戻って来た涼からのお誘い


「やった!一緒に乗せて!!」

「もちろん!」