「有瀬さんって、プログラム得意ですよね」



涼の指名で、俺が機械を縮めるべく

メーカーに涼と行くことになった



「私、プログラムはそんなに得意じゃなくて
どっちかというと、機械を弄るとかが得意です!」

「田島と同じ高校って言ってたけど
まさか保全とはねぇ~」

「あれ?聞いてなかった?」


車で移動中

なんか、眠くなってきて


「着いたよ!!有ちゃん!!」


寝てしまっていた!!!!!


「やべっ!!ごめん!!
帰りは俺が運転する!!」

「疲れてるんだね
子供達、パワフルだもんね」

「ははっ ちゃんと寝てるんだけどな」

「うそっ!クマあるよ?」

「マジ!?説得力ねぇなあ」



涼がメーカーに説明してくれて
縮める段取りができた


帰りは運転するつもりだったのに

「寝てなよ」

って、運転して貰ってる

やべえ 眠い



え?


途中で寄ったコンビニで涼が俺の顔を
無言で覗き込んだ


「有ちゃん…熱あるんじゃない?」


そう言って、額に当てられた涼の手

冷てぇ気持ち~


「やっぱり!!!
有ちゃん、食事とか大変でしょ?
私、作りに行くよ!!」

「いやいや、そんなに迷惑かけられねぇ」

「困った時は、お互い様!!
私が困ったら、助けてくれたらいいよ!!
有ちゃん、番号教えて!」



涼と連絡先を交換した





早速、今晩うちに来てくれるって


申し訳ないけど


嬉しい



うっ しまった!!


俺んち、散らかってる