そういえば本とらなきゃ。そう思って本のコーナーにいこうとしたら、


「舞子……!」


そういって誰かが私を腕をつかんだ。


「……っ!」


驚きすぎて声もでない。誰だか確認するために後ろを振り返ると、そこには息をきらしていたしのくんが立っていた。


「しのくん……。」


「おい、舞子。これ片付けてこっちこい。」


「え……。」


「いいから早くしろ。」


私ははやく片付け終わるとしのくんは乱暴に私の腕をつかんで図書館をでた。