「ほらいくぞっ!」 「えっ?」 飛鳥が私の手を握った。 私の手を飛鳥の体温が包む。 「早く、遅れるぞ?」 「う、うん」 私たちは、いわゆるあれだ・・・。 カップル。 ――― 「中学校・・・ついちゃった」 飛鳥が悲しい顔をした。