お父さんとお母さんは離婚して。


私を捨てた。


小学五年生の時に。


ボロいアパートに捨てた。



貯金は生きていくには十分な量だった。



独りの部屋に一人で帰って。


虚しく眠りにつく。


そのまま一生眠ったままで良いな。


と思っても朝は来る。