「ん...」


思いまぶたを開けた。


見たことの無い部屋。

けど、どこか懐かしい匂いがする。



安心するような優しい匂いじゃない。




いつか無くなってしまうような。

不安にあふれた匂い。


子供の頃に戻ったみたいな。



いつも独りぼっちだった。