「じゃぁどうして『空白』なの?」

「知らない」

って言ってそっぽを向いた。

自分で名前の事とか聞きたくないのって言う感じだったのに聞いたら答えないのかよ。


「帰る」

「うわー!待って!ゴメン言うからっっっ」


...は?

知らないんじゃ無いの?

私と居るの...嫌じゃないの...?


ふーん。

「じゃぁ教えて」


「空が好きで。白色が好きだから。だって」

「それだけで...?」

「嘘☆」

何だ。

嘘か。

びっくりしたって言うか。

自由な時間を返してくれ。

気づいたら7時だし。