「…山田。それ、ラブレターでしょ?」
私の放った一言に、山田は数秒の間、ピタリと動かなくなった。
間もなく、ただでさえ赤い顔が、更に紅潮した。多分これがマックスだろう。
ここまでポーカーフェイスが下手な人を見たのは初めてだ。
滑稽以外の何でもない。
「……っ、そ、そそそそんなわけねーダロッッ!!!!」
「えー?なんか怪しー」
「ナニィ!?」
「アハハ。図星でしょ?」
「な、何のことだよ」
「え?ラブレ…」
ラブレターと言おうとしたのだが、言い終わる前に山田に「あーーーッ!」と、大声で遮られてしまった。

