「…なんで、キスなんか…」

「んー。したかったから?」

したかったからって!?最悪!!

「…初めてだったのに。」

もぉ、泣きそうだった。好きでもない人にキスなんかされるなんて!!涙

「…泣くなよ。」

ポンポンッ。

「ごめんな。でも、お前は俺のだから。」

「…私はあなたなんか、嫌いです。」

「…んっ…はぁ…っ」

また!?

「…絶対好きにさせるから。」

ママ達の前では、いい子ぶってたってこと!?でも、なんで私なんかに?
絶対好きになんかならないんだから!
こいつが、これからずっと一緒に暮らすなんて!!
絶対、絶対無理ーーーーっ!?

「あ、言っとくけど、俺お前が通う高校の1個上の先輩だから。」

「はぁぁぁぁぁぁぁーーー!?」

今日一番の悲鳴が上がったのは、言うまでもない。