さかのぼること、2日前…

私が部屋で雑誌を読んでいる時のこと…

ピンポーン

「あっ、誰かきた」

下でママと誰かが話す声が聞こえる。

「誰だろー?」

「桜ーー?ちょっと降りてきてー?」

「はーーーい!」

なんだろう?お客さん、私にかな?

ガチャッ

「ママー?どぉしたのー?」

「あっ、桜!ちょっとここに座って?紹介したい人がいるの!」

「うん!」

ソファーに腰掛けると、知らない男の人が2人
誰だろう??

「あのね、桜。ママね、この人と再婚したいと思ってるの。」

…ん?再婚?

「いいんぢゃない?ママはこの人といて幸せなんでしょ?なら、良いよ!」

「桜ー!ありがとうっっ!」

「桜ちゃん、ありがとうね?僕は、桜田 優。そして隣にいるのが息子の斗真だよ。これから、よろしくね!」

「こちらこそ、よろしくお願いしますっ!」

「桜ちゃん、よろしね!笑」

あ、この斗真さんって優しそうな人だなー。
これから、楽しくやっていけそうっ♪

「桜っ、さっそくなんだけど、この家に4人で住むのは難しいでしょ?」

「うん?そうだね?」

「だからね、これから優さんの家に住むから今から荷造りしてね?」

「はーーーい!」

「ぢゃあ、斗真。桜ちゃんの手伝いをしてあげな?」

「分かりました。桜ちゃん、部屋行こっか?」

「はい!よろしくお願いしますっ笑」

ガチャッ

「ここが私の部屋です。」

「へー。桜って意外とシンプルなのが好きなんだなー。」

「へっ?」

なんか、さっきと口調違うくない…?

「なに?人の顔じろじろみちゃってさ。」

バサッ

「えっ…」

「…やばいな…ボソッ」

「斗真…さん…? …んっ!?」

なっ、なんで!?

「…桜、口開けて?」

私はもぉ、ふにゃふにゃで従うしかなかった…

「はぁ…っん…斗真さっん…」

「…なに?」

「…苦しい…ですッ。」

「残念。もぉ、終わり?俺まだまだ足りないんだけど。」