「熱は?」

潤のおでこに頭を重ねて確認する

「あつ!」

「先輩の顔が近いからですよ」

「なにいってんの!もう寝てなさい」

「手を・・・」

「え?」

「寝るまで手を繋いでてくれませんか?」

「もう、今日だけだからね」

「先輩の手ちっさいですね」

「馬鹿!はやく寝なさい」

ふたりはそのまま朝まで手を繋いでいた