君が私を愛し続けた理由


「行くよー、琉斗」


「おう」


あ、ネクタイ出来てる。


お母さんに、やってもらったなぁー?


「友達に教わってこいよ」


私がそういうと


「へいへい」


素直に受け止めた。


認めたなぁ!!


なんて、心の中で思う。


「行ってきます」

琉斗と一緒に登校なんて、久しぶりだ


んーと、小学生以来かな。