「なんだって?」
まるで、“怖い”と言わせるように、聞き返してくる。
「怖くないもん」
子供のように否定する。
どこまで、強がりなんだか。
「まだ否定すんのかよ。
もう大丈夫なんだよな?怖くないなら立てるよな?行くぞ」
わわっ!
ダメだよ…それ聞いちゃ…
腰抜けて、立てないんだもん…。
本当は、怖いんですよ…。
「なんだ?立てねぇのか?」
バカにするように、私の前でしゃがみこみ私の顔を覗いてくる藤田。
いつもなら、イラッと来るのに…
なんでしないの…?
「……かった…。」
「え?」
こわかったの!
って通じてよ…
「怖かった…っ」
そう一言いうと
藤田は優しい笑顔見せて、私をなでなでしてくれた。
そのしぐさに、ドキドキする。

