君が私を愛し続けた理由



迷った末、来た先は


3階の女子トイレ。



予想通り、女子の笑い声が聞こえる。


遥…


「脱げよ!動画とってあげるから!」


「な、なんでっ…」



大変、ほかの生徒に見つかっちゃった。


「あっれぇ…もうすぐ入学式始まるんだけど…なーにやってんのかな…?」


まぁ、私も出るんですがね…。


「はぁ?今こいつ懲らしめてんだよ」


「はぁ?そいつ嫌がってんだけど」


わたし、強くもないのによくこんな事言ってるな…。


自分でも、尊敬するよ。


「お前誰だよ」


「君らがいじめてる女子の友達ですが」


なにか?

みたいな顔をする。



「いじめてねぇよ」


「はっ?これどう見てもいじめだよね?

相手は嫌がってて、お前らそれ知ってんのに面白がってやってるんだろ?」


「お前に何が分かるんだよ!」


何にも分かんねぇよ。



んでも、予想はつくよ。


よく分かる。


その気持ちは。



「翔平と付き合ってんの、羨ましかったんでしょ」


そうしか、思えない。


「ち、違うし。

だ、だいたい!お前も、たらしかよ」



はい?


ってなるよ。


好きな人すらいないんですが?



てか、だいたい男子と仲良くして何が悪いの?


「加藤くんともの…藤田くんとも…仲良すぎなのよ!」



いや、だってさ


中学からの付き合いだし?


それに、私の幼なじみだし?


仲良すぎじゃないと、おかしいですよね⁉