「琉斗」
「お、ねぇーちゃん」
お、が一言余計だぞ。
「準備できたんですか」
「できました」
完全にできてないじゃん…
弟の制服は、ブラザーでネクタイが社会人が付けるような…なんていうの?
いちいち巻かないといけない、ネクタイなの!!
「ネクタイは?」
ニヤニヤしながら聞くと
顔を真っ赤にして、怒り始める琉斗。
「しょーがねぇーだろ!!つけれないんだから!!」
誰も、バカにしてないのに…
「はいはい、すいませんでした!
どれ、優しい優しいお姉様が付けて差し上げますよ」
と言うと
「ねぇーちゃんなんて、優しくねぇーよ!」
と涙目で言われる。
おっと、入学だというのに、私は弟を泣かせようとしているではないか!!(全く反省してねぇーなこいつ)
「ごめんって!」
拗ねるとめんどくさいのが、これまためんどくさい。

