君が私を愛し続けた理由



そんなおふざけは終わりにして


初日から、テストがあるらしい。


私はそこまで、バカじゃないからできるとは思うけど…


やっぱ、高校生の勉強だからレベルは高いよね…


「テストあるんだって。
勉強してきた?」


ニヤニヤしながら聞くと

「はっ?んなの知ってるし」


いや…私は、勉強してきた?って聞いたんだけど。


知ってたなんて誰ひとりとして、聞いてないけど⁉


こいつのバカさに、結構びっくりさせられる。


「遥、学校着いたらしいな」


「うっそ、はや!!」


そういえば、言ってたな


「行こっ!走ろ!!」


遥に会いたくて、足を急がせる。

こいつを置いてったら、怒るだろうから一緒に行くハメになるけど…


「はっ?!走んの?」


「うん!早く遥に会いたい!」


そういうと

「わかった」


私が手を引っ張りながら、走る。


全力猛ダッシュだ!!


「早くね?」


「うんー!」