君が私を愛し続けた理由



クローゼットをあさると、当然出てくるスクールバック。


今日は…5時間だから弁当いるね。


教科書、ノートを詰め、


お弁当が入るスペースを作る。


携帯をポケットに入れて


財布をスクバに入れる。


「お母さん、弁当」


「はい、どーぞ」


お母さんも、すっかりスーツ姿。


琉斗は、元気よく玄関を出てった。


お父さんは、出張だからいない。


これから、私も始まるんだ。


スタートラインにたった気がした、