君が私を愛し続けた理由



「次は、私が払うよ」


「俺の物だから、俺が払う」




ん、?


じゃ、じゃあ…この服も藤田…の?


「お前、勘違いするなよ。

その服は、お前のだよ」


な、なんだ…


ホッと胸をなでおろす。


「ね、ねぇ…ここに入るの…?」


いくら、男っぽい女の私だとしても…このお店は…


男がいっぱいいすぎる。


「おう。いやなら外…ダメだ、付いてこい」


えーっ!

外で待ってた方が良かったのに!!