「おい、着替え終わったか?」
「う、うん…」
ちょっと…上が…。
店員さんが選んだ、インナーは
肩が出た、白いブラウス。
寒そっ
と思ったけど、肩がレースになってるカーディガンを着たら、そうでもなさそう。
「……っ…」
春だな、こりゃ…
まぁ、暖かいからいいけど…
「どうでしょうか?」
と聞かれているのは…私。
「えっ…と…藤田!!」
「なんだ」
俯いたまま、返事をする藤田。
「これを…どうするんでしょうか?」
敬語になって、聞いてみる。
そしたら、店員さんが、フッと笑った。
「凄くお似合いですよ、買われてみては?」
圧だな。
買えっ!!みたいな?
「買います、ので…!」
焦ったように、答えを出す藤田。
どしうした。様子がおかしいぞ。
「お買い上げ、ありがとうございました!」
「私、お金出したのに…」
なぜか、藤田が全額払い。
「こういうのは、男が出すの」
そうなの?

