竜牙のその言葉に胸がチクッと痛んだ。 いくら、あたしが竜牙のことが好きだと気付いても竜牙に嘘をついていることには変わりがない。 あと、2日。あと2日でこの関係もおしまいなのだ。 なんて考えているうちに 「着いたぞ。」 あたしの家に到着していた。 「竜牙、今日はありがとう。楽しかったよ」 「俺も、楽しかった」 「じゃぁ、また、明日ね?」 そう言って帰っていく竜牙を見送りあたしも部屋に戻った。