「俺のだけど?」 聞こえてきた声にあたしは固まった。 「あ、ああああれぇ?竜牙なんでいるのかな?」 「おまえが倒れたから連れてきた。てか、結ひとりごと多すぎ。」 竜牙は耐えきれず、ぶはっと吹き出した。 「あの、あたしひとりごとと言いますが一言しか言ってない気が…」 「いや、結構言ってたぞ。」 いやいや。あたしどこから、聞かれた? 「確か、普通にお菓子とかおいてあるしってところくらいかな。」 「声に出してた記憶ない!!」 「無自覚かよ。」 また、竜牙はぶはっと笑い始めた。