私から彼へ嘘告白の10日間


ーー放課後。


「結。」

この声は

「なに?竜牙。」

赤くなった顔を見られたくないからあたしは、あえて後ろを向いたまま返事をした。

てか、結って呼んでんだ。

「どうしたんだよ?後ろ向けよ?」

竜牙はキスのことどうも思ってないのかな?

「…。なんでもない。」

「なぁ「竜〜!」

誰かが突然あたしと竜牙の会話に入ってきた。

しかも、語尾に❤︎がつきそうな勢いだし。


後ろを向いたら、そこには可愛すぎるくらいの女の子が立っていた。