私から彼へ嘘告白の10日間


ほのぼのした感じのこのグループはやっぱり楽しいし落ち着くなぁ〜。

なんて、考えてると突然。

「結菜。」

という声と同時に背中にバシッとした、鈍い痛み。

誰かなんてすぐわかる。

「いったぁ。ちょっと陸?!」

「ははは。すまねぇ。」

「すまねぇで許されるわけないでしょ?!!」


痴話喧嘩をしていると、隣から魂の抜けたような声が聞こえてくる。


「あ、あ、ああ天結、りりりり陸先輩が…!」

ミアちゃん、驚きの余りにこえかみかみだよ。


ミアちゃんの言いたいことが分かったのか陸は

「俺と結菜は、幼馴染だよ。」