「結、落ち込んでんのか。」


「でも、もうおれに話しかける資格なんてないからな。」


そう、話しかけることなんて、話すことなんてもうない。


はやくこの気持ちはけさねぇとな。


そう、つぶやきながら見慣れた通学路を歩いた。