「う〜ん。わかんない。」
「でも、明日に全てを伝えるってことはまげるつもりないんでしょ?」
肯定をするようにあたしはこくっと頷いた。
するとゆめちゃんはふっと笑って、
「じゃ、残りの時間は結が後悔しないようにしなさい」
と言った。
あたしの、後悔しないやり方…。
なにをやっても後悔すると思う。
でも、これだけは最後にしておきたい。
2日目のあの日のようにまた、屋上で竜牙と話したい。
「ゆめちゃん、まいちゃん、ミアちゃん。あたし…、あたし行ってくる!!」
「がんばれ!天結!」
「結ちゃん、あたしたちがいるよ!」
「結、楽しんで…結のやりたいようにやっておいで!」
3人にあたたかい眼差しで見送られた。
本当にあたしはいい友達を持ったなぁ。