203号室で暮らそう

陽景くんは、さっきの講義と同じノートに丁寧に書き込みをしたり、時たま柚実たちに話しかけられて会話を交わしながら授業を受けていた。
 
流れで、私たち5人は学食でランチをした。
 
彼はすっかりみんなと打ち解けたようだった。 
 
もっとも、かしましい女4人に取り囲まれて、自ら話すというよりは、会話をにこにこして聞いていることが多かったけれど。
 
お昼も終わり、ユリちゃんとみっきーは次の講義があるからと言い、柚実は帰って寝るといい、その場は解散となった。