「あ、まだこれ、切れてない。ローラーで切れ目入れるから、待って。それからおしぼりでちゃんと手、拭きなよ」
彼は手を引っ込め、私の言葉に従った。
「それにしても、ピザなんて久しぶりだなぁ。外食なんてのも久しぶり」
ぐーいぐいとピザを分けながら私は呟くと、陽景くんは小さく、そうか、と言った。
「自炊してるし。友だちとあんまり外で食べたりしないな。貧乏学生なんで。ああ、大学の学食とかでたまにラーメンとか食べたりするけどね」
そうか、と陽景くんはまた頷く。
目はピザに釘付け。
まるで、おあずけされている犬のよう。
陽景くん、食べること好きだもんな。
彼は手を引っ込め、私の言葉に従った。
「それにしても、ピザなんて久しぶりだなぁ。外食なんてのも久しぶり」
ぐーいぐいとピザを分けながら私は呟くと、陽景くんは小さく、そうか、と言った。
「自炊してるし。友だちとあんまり外で食べたりしないな。貧乏学生なんで。ああ、大学の学食とかでたまにラーメンとか食べたりするけどね」
そうか、と陽景くんはまた頷く。
目はピザに釘付け。
まるで、おあずけされている犬のよう。
陽景くん、食べること好きだもんな。



