よし、元気出そう。
「――あれ、まだいたんですか」
バイトも終わり、たくさんのお肉を引っさげて帰宅した私は、ベッドに横たわっているお兄さんに声をかけた。
まだ魂が抜けた状態だ。
仰向けにごろんと横になり、うつろな目で天井を見上げている。
まあ、大学生なら、夏休みだし。
帰る必要性がないんだったら、ここにいるのは別に構わないけど。
このお兄さん、もしかしたら。
独りでいるのが、嫌なのかな、なんて。
ちらっと思ったりした。
何か、あったんだろうな。
人生は色々と大変だ。
「――あれ、まだいたんですか」
バイトも終わり、たくさんのお肉を引っさげて帰宅した私は、ベッドに横たわっているお兄さんに声をかけた。
まだ魂が抜けた状態だ。
仰向けにごろんと横になり、うつろな目で天井を見上げている。
まあ、大学生なら、夏休みだし。
帰る必要性がないんだったら、ここにいるのは別に構わないけど。
このお兄さん、もしかしたら。
独りでいるのが、嫌なのかな、なんて。
ちらっと思ったりした。
何か、あったんだろうな。
人生は色々と大変だ。



