「……」
お兄さんは一向に口を利こうとしない。
だけど、……ひとりじゃない夕食って、楽しいな。
いつもよりも、ゴーヤも苦くない……?
誰か相手がいるって、いいよね。
なんて、ちらっとお兄さんを見ながらお味噌汁をすすった。
「あ、あの私、日浦木綿花っていいます。ハタチの大学生です」
返事はないのは解っていたけれど、一応、自己紹介しておいた。
彼は私と同じくらいの年齢か……ひとつふたつ上といったところ。
学生、かな。
お兄さんは一向に口を利こうとしない。
だけど、……ひとりじゃない夕食って、楽しいな。
いつもよりも、ゴーヤも苦くない……?
誰か相手がいるって、いいよね。
なんて、ちらっとお兄さんを見ながらお味噌汁をすすった。
「あ、あの私、日浦木綿花っていいます。ハタチの大学生です」
返事はないのは解っていたけれど、一応、自己紹介しておいた。
彼は私と同じくらいの年齢か……ひとつふたつ上といったところ。
学生、かな。



