花火打撃をくらった脇腹に、消毒液をかけてやる。
そして、その上にひえピタを貼った。
……花火の応急手当てなんて知らないけど、まあ、これでいいでしょう。
さて、ご飯だ。
部屋に入ってからも一言も口を利かず、正座したまま動かなかったお兄さんだったけれども、ご飯を目の前にすると、心なしか瞳に光が宿ったような気がした。
「どうぞ。召し上がってください」
私が言うと、彼はゆっくりと箸を手にし、ご飯に手をつけ始めた。
ぱくっ……もぐもぐ。
ぱくっ……もぐもぐ。
そして、その上にひえピタを貼った。
……花火の応急手当てなんて知らないけど、まあ、これでいいでしょう。
さて、ご飯だ。
部屋に入ってからも一言も口を利かず、正座したまま動かなかったお兄さんだったけれども、ご飯を目の前にすると、心なしか瞳に光が宿ったような気がした。
「どうぞ。召し上がってください」
私が言うと、彼はゆっくりと箸を手にし、ご飯に手をつけ始めた。
ぱくっ……もぐもぐ。
ぱくっ……もぐもぐ。



