それは陽景くんと一緒にショッピングに出かけた際に買ってもらった、彼とおそろいのものだった。
パーカーに身を包むと、また部屋の真ん中にある、テーブルの前にちょこんと座った。
そして、また、ただただぼんやりとしていた。
ダイイングメッセージのような陽景くんのメモを、じっと見つめる。
そのままお昼になり、夕方になり、夜になり、深夜になるまで。
気がつくと、私は1ミリも動かないままだった。
動けなかった、わけではない。
動こうと、しなかたったんだ。
何もやろうという気が起きない。
感覚の全部が、麻痺してしまったようだった。
パーカーに身を包むと、また部屋の真ん中にある、テーブルの前にちょこんと座った。
そして、また、ただただぼんやりとしていた。
ダイイングメッセージのような陽景くんのメモを、じっと見つめる。
そのままお昼になり、夕方になり、夜になり、深夜になるまで。
気がつくと、私は1ミリも動かないままだった。
動けなかった、わけではない。
動こうと、しなかたったんだ。
何もやろうという気が起きない。
感覚の全部が、麻痺してしまったようだった。



