私は、枕にあたまをつけたまま、陽景くんに食べさせてもらっていた。
「陽景くん。何、にこにこしてるの?」
「いや、何かこーゆーのっていいな、って思って」
桃の小片をじっと見て、何やら機嫌のよさそうな陽景くん。
「こーゆーの、って、何が?」
「こういう、誰かを介抱するのって、嬉しいな」
「嬉しい?」
「うん」
「陽景くん。何、にこにこしてるの?」
「いや、何かこーゆーのっていいな、って思って」
桃の小片をじっと見て、何やら機嫌のよさそうな陽景くん。
「こーゆーの、って、何が?」
「こういう、誰かを介抱するのって、嬉しいな」
「嬉しい?」
「うん」



