203号室で暮らそう

キレイにお化粧をして、オシャレして、素敵な女の子たちで溢れている大学のキャンパスの中で。
 
私みたいなタイプが物珍しくて、雄輔はつき合おうって言ってきたんだろうな。
 
スッピン、Gパン、サンダル。
 
そんな、まるで髪の毛が長くなかったら男の子みたいなタイプの私が。
 
だって、化粧なんてめんどくさい、なんていう女の子、いる?
 
みんな、楽しんで自分をめかしこんでる。
 
お洒落なんて、お金かかるし、私はめかしこむ必要もなかったし、したいとも思わなかった。