私なんて、女の子の片隅にも置けないのに。 「……、やっぱり、可愛らしく、生まれたかったな……」 立ち去った雄輔と、それに寄り添う彼女の残像を思い浮かべながら、私はつぶやいていた。 私は女にも、男にも、なれない。