「はぁ…」

(今日はちょっと疲れたなぁ…)

「なにため息ついてんだよ」

(!!!)

「こうや!勝手に覗かないでよ。びっくりしたんだから!」

「しょうがないじゃん。俺ん家の窓の位置れいなん家と同じなんだから」

「もぅ…」

「あ、母さんがれいなに話があるって言ってたぞ?」

「え…?おばさんが?」

「なんか晩ごの時に話すとか言ってたなぁ」

(なんだろ…)

「あ!ちょっと見せたいものがあるんだ」

「なに?」

「ちょっとこっち来いよ」

「そこから見せてくれたらいいよ」

「まぁまぁ。窓またいで来いよ」

「もぅしょうがないわね」

「いひひ〜」

「よいしょ…」

「これこれー!」

「あ!スプラティーンがある!!」

「へっへへー」

「え?え?どうしたの?これ!」

「誕生日プレゼント〜さっき貰ったんだー!」

こうやの誕生日は今日

私の誕生日も今日

こうやと同じ日

「良かったね…」

「じゃっじゃーん」

「??」

こうやが手にしたものは綺麗に包装されている箱でした

「れいなに誕生日プレゼント!」

「え…え…え…!!」

(私…誕生日プレゼント貰ったこと初めて…)

「ありがと…ありがと…」

ポロポロポロ

「!ど…どっか痛いのか?……」

「…ぅぅん…」

「なっならなんで…」

「うれしいの…私…とっても嬉しい…」

ニコって笑うれいな

そんなれいなにこうやはドキッ

「れ…れいな…」

「ん?」

ゴシゴシ

「お…俺…れいなのことが好きだ」

(!!)

顔を赤くするこうや

目を丸くするれいな

「ずっと前から…」