「本当は倉庫とかで聞きたいんだけど




君来ないでしょ?」




行くわけ無いじゃん




「うん」




「だから、ここでちょっと話




させてもらえないかなって」




はあ…




「ちょっとだけね」




「金崎さんは裏道に詳しいんだよね」




「まぁ」




こいつらなにが知りたいの?




「黒鬼って知ってるか?」




ずっと黙ってた荒川龍が言った





知ってるもなにもあたしだし




「一応」




あんま詮索されたくないな





「チラッとしか聞いたこと無いから




何も知らないよ」




荒川龍はあたしを探るように見て




「そうか…」




と言った




【キーンコーンカーンコーン♪】




「「「「あっ」」」」




それから歩いて学校に行きましたとさ