クールなイケメン男子に惚れてしまって

。・:+°明side




鈴木の背中を目で追いながら思う。




鈴木、少し無理してる。




直感的に思った。




俺が抱きついた時だって、瞳は揺れていて。




普段、男嫌いを連発している鈴木にとっては、嫌だったかもしれない。




だから鈴木はすぐに俺を離したけど。




でも……。




多分、震えてた。




身体が小刻みに震えてて、一瞬俺だって戸惑ったぐらいだ。




俺がなんとかしてあげるしかないのかな。




ふっと笑ってそう考える。




それから、俺は今までの出来事を思い出してみる。