。。。なんて言っていたのに今とうやくんの部屋にいます


初めてつばめ以外の男の子の部屋にはいった


なんだか少し緊張する


つばめの部屋に初めて入ったのはいつだろう


幼稚園とかかな


そうだ


無理矢理連れてこられたんだ


だけどたくさんおもちゃあったし凄く楽しかった


あれがなければつばめとはこんなに仲良くなかったかもなぁ


って私はつばめの事考えて冷静になろうとしていたよ


ちらっととうやくんを見る


。。。???


ベッドに正座で乗って壁に向かってなにかぼそぼそ言っている


なにしているの????


ほんとに面白いこの人


なんで今までこんなに面白い人同じクラスにいたのに気がつかなかったんだろう


「と、とうやくん、ごめんねいきなりこんなこと頼んじゃって」


そっと話しかけてみる


するとビクッとしてこちらを向く彼の顔は真っ赤だった


「だ、だ、ぜん、全然大丈夫!ゆっくりしたてね!」


。。。たくさん噛んでるし、ゆっくりしたてねってなに?


「ぷっ」


私は思わず吹き出してしまった


しまったと思い口を手で押さえる


そんなの遅くてとうやくんは驚いた顔でこちらをまた見る


「え?え?なに?え?」


すごく慌てているようだ