なんて考えているうちにとうやくんは口を開く


「なんかだって1人が大丈夫だなんて寂しいよ。


ききさんが1人が大丈夫でも、


俺はききさんともっと一緒にいたいから、


俺が寂しいな」


どきっと


ふわっと


そんな感覚が私を襲う


それと同時に身体中の血液がぶわーっと駆け巡る


身体があつい


こんなに真っ直ぐに誰かに意見を言われたのは初めてだ


そしていきなり今2人っきりなことに気がつく


初めて会った時もそうだ


立ち上がったとうやくんを見て


背が大きいと感じ


男の子と2人っきりなことに気がついて


今と同じようになにか焦りのようなものを感じた