「ききさん?」


不安そうに私の名前を呼ぶとうやくん


なにか本当にこの人のオーラは不思議だ


なにもかも見透かされているような


私の全てを理解してくれるような人だ


「さ、寂しいってどーゆーこと?」


普段の私なら興味も持たない


むしろ質問なんてそんなにしない


思っても口に出せない


だけどこの人には


少しだけ素直になれる気がする